1自由度振動系モデルとイナーシャの挙動変化
One degree-of-freedom vibration model and Action change of inertia


回転運動による挙動変化

ここでは、イナーシャを変化させた場合の回転運動について説明します。まずは、制御工学と関連する部分があるので、そちらからいきたいと思います。以下は、一次遅れ系のステップ応答で、これを回転運動にマッチします。

一次遅れ系あるいは一次遅れ要素の伝達関数は一般に

の形で与えられる。この系の単位ステップ応答 c(t) は、
 ・・・(※)
のように得られる。出力応答は初期時刻 t=0 で、

となり、十分時間が経過した後の定常状態での値は、

となる。(小林 伸明 著:”基礎制御工学” 共立出版(1988)から引用)

当ホームページでは、(※)式でK=300(つまり回転させて角速度が300rpm)に終始近づくように設定をしました。
下はいまやCAE技術で製造メーカや建築といったところに普及している機構解析ソフト(visualNastran Desktop)を用いたものです。

Fig.1 機構解析ソフトを用いた表示例

その動画はこちらです。上の表示例では時定数Tが1の場合で、動画もそれに準じています。下の動画をクリックすると、動画が表示されます。

T_1.zipへのリンク(準備中) T_7.zipへのリンク(準備中)
T=1 T=7

次に、ねじり振動を与えた場合におけるシミュレーションです。Fig.2はイナーシャの値が 0.012 (N・m)、Fig.3はイナーシャを 4 倍にした値、つまり 0.048 (N・m)にした時の変化です。こちらの方が分かりやすいかと思います。

Fig.4  I = 0.012 (N・m) Fig.5  I = 0.048 (N・m)